主な渇水被害

山国川では渇水が頻発

  • 山国川における水利用は、農業用水がその大部分を占める。その他に水道用水、工業用水、発電用水として利用。
  • 水利用が安定してなされるよう、耶馬渓ダム及び平成大堰による補給を実施。
  • 山国川では、平成大堰完成後15回と頻繁に渇水が発生。

    「山国川中下流域水利用連絡協議会」を開催し、利水者の協力を得て取水量の制限、住民への節水協力の呼びかけや、耶馬渓ダムによる渇水補給を行い、渇水被害の軽減を図る。

  • 令和3年5月より「渇水タイムライン」を作成し、渇水への備えを強化。

山国川水系における水利権一覧表(許可水利権)

用水目的 件数 最大取水量(m3/s)
農業用水 9   7.746
水道用水 3   1.107
工業用水 1   0.150
発電用水 1   5.000
合   計 14   14.003

平成大堰下流の渇水状況(平成13年)

耶馬渓ダムの渇水状況(平成17年)

主な渇水被害 ※各利水者の自主節水含む

  被害の概要
平成6年
  • 7月22日~10月11日にかけて、最大で水道10%、工水30%、農水30%の取水制限
  • 北九州市に未使用の特定用水の放流を要請
平成10年
  • 9月8日~9月29日にかけて、最大で水道30%、工水40%、農水40%の取水制限
  • 長期の渇水により耶馬渓ダムの貯水率が、一時24%まで低下
平成14年
  • 8月24日~10月21日にかけて、最大で水道10%、工水10%、農水30%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより81日間で約1,360万m3の渇水補給
平成17年
  • 6月22日~6月27日にかけて、水道10%、工水67%、農水30%(一部改良区を除く)の取水制限
  • 6月28日~7月2日にかけて、水道15%、工水67%、農水40%(一部改良区を除く)の取水制限
平成17年
  • 8月30日~9月6日にかけて、水道10%、工水67%、農水30%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより85日間で約1,023万m3の渇水補給
平成20年
  • 8月15日~8月18日にかけて、水道10%、工水67%、農水30%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより40日間で約375万m3の渇水補給
平成21年
  • 9月12日~10月15日にかけて、農水30%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより69日間で約935万m3の渇水補給
平成22年
  • 9月13日~9月28日にかけて、水道10%、工水80%、農水30%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより49日間で約543万m3の渇水補給
平成25年
  • 8月13日~8月22日にかけて、水道10%、工水70%、農水20%~30%の自主節水
平成25年
  • 8月23日~8月26日にかけて、水道15%、工水75%、農水30%~40%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより39日間で約570万m3の渇水補給
平成28年
  •  8月23日~9月14日にかけて、水道10%、工水70%、農水20%~30%の自主節水
平成29年
  • 6月19日~7月14日にかけて、全利水者10~30%の自主節水
平成30年
  • 8月9日~8月29日にかけて、全利水者自主節水
平成30年
  • 8月30日~9月10日にかけて、水道20%、工水75%、農水30%~40%の取水制限
  • 耶馬渓ダムにより52日間で約700万m3の渇水補給
令和2年
  • 9月4日~9月23日にかけて、水道10%、工水70%、農水10%~30%の自主節水

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