河川・水辺の生物図鑑 両生類 シュレーゲルアオガエル
種名・学名

シュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegelii

分   類

カエル目アオガエル科

地 方 名  
特 定 種  
写   真
形   態

成体:背面は黄緑色で腹面は白く、アマガエルに似ているので混同されやすいが、鼓膜から鼻先にかけて黒いラインがないことで区別できる。 体のサイズ:体長オス3.0〜4.3cm、メス4.0〜5.5cm。 幼生:成長すると全長4.9cm程度になり、尾は細くやや長い。鳴き声は「リリリリ・・・」

生   息 生息時期 出現時期:3月〜10月。
生息環境 平地から高地まで広く分布し、水田周辺や湿原に多い。
生   活 習性 繁殖期のピーク時は昼夜を通して鳴くが、物音に敏感に反応して鳴くことをやめるので、鳴き声のわりに姿を確認することが少ない。
採餌 成体:昆虫やクモ類を食べる。 幼生:水生昆虫や石に付着する藻類を食べる。
繁殖 産卵期:3月〜6月(ピークは4月〜5月)。 産卵場所:水田の?、湿地の地面や草むら。 産卵数:100〜600個程度の卵塊。
分布状況

上流域

そ の 他 水中ではなく地面に穴を掘って泡状の白い卵塊を産卵し、幼生は降雨によって近くの止水中に流れ込み、そこで生活を始める。学名は「シュレーゲル氏のアオガエル」の意味。