河川・水辺の生物図鑑 両生類 ヤマアカガエル
種名・学名

ヤマアカガエル Rana ornativentris

分   類

カエル目アカガエル科

地 方 名  
特 定 種  
写   真
形   態

成体:背面は褐色、赤褐色、暗褐色で腹面は淡黄色。ニホンアカガエルに似るが、背側線が鼓膜の後方で曲がるので区別できる。体のサイズ:体長オス4.2〜6.0cm、メス3.6〜7.8cm。 幼生:成長すると全長4.6〜6.0cm程度になる。ニホンアカガエルの幼生と似るが、胴部背面に点状斑紋がない。 鳴き声は「キャララ・・・」

生   息 生息時期 出現時期:1月〜10月。
生息環境 山沿いの地域に多く、平地から高地まで広く分布している。
生   活

習性 早春にしては暖かい、雨が降った夜に産卵場所に集まり、オスは「キャララッ、キャラララッ」と鳴のうをふくらませてさかんに鳴きながらメスを探す。
採餌 成体:昆虫、ミミズ、ナメクジなどを食べる。 幼生:おもに水草や石の表面に付着している藻類を食べる。
繁殖 産卵期:1月〜4月(ピークは2月〜3月)。産卵場所:湿地、池、水田、道路や河川敷の浅い止水域。 産卵数:1000〜1900個程度の卵塊。

分布状況 上流域
そ の 他 ニホンアカガエルと同様に、他のカエル類よりも早く繁殖行動を行う。学名は「腹に模様をもったアカガエル」の意味。