災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究するとともに、地域での防災活動を全国各地で展開している。特に、釜石市においては、平成16年から児童・生徒を中心とした津波防災教育に取り組んでおり、地域の災害文化としての災いをやり過ごす知恵や災害に立ち向かう主体的姿勢の定着を図ってきた。平成24年には、防災の功労者として2つの内閣総理大臣表彰を受賞している。
また、内閣府中央防災会議や中央教育審議会をはじめ、国・外郭団体・地方自治体の多数の委員会、審議会に携わり、研究成果を紹介しながら防災行政の推進にあたっている。主な学会活動として、日本災害情報学会副会長、日本自然災害学会理事がある。
学校教育における教材開発、学校と地域の連携、地域における住教育に関する研究、防災教育等に従事。川内川水防災河川学習プログラム検討会の委員として、水防災学習プログラムの開発及び川内川流域における水防災教育の普及に尽力。また、鹿児島市防災教育推進委員として防災ノートの開発に携わる。
災害時に主体的な防災行動をとることができる人材を育てるために、基調講演の片田氏、黒光氏を加え、教育現場において、防災教育を実践されている学校教諭を招きパネルディスカッションを実施します。
群馬大学大学院 教授
片田 敏孝 氏
鹿児島大学 准教授
黒光 貴峰 氏
熊本大学 准教授
竹内 裕希子 氏
福岡県立直方市立中泉小学校 主幹教諭
宇留嶋 政浩 氏
鹿児島県さつま町教育委員会 学校教育指導監
平 千力 氏
九州地方整備局 河川部長
佐藤 克英 氏