帯山中学校(熊本市)では、昨年から道守花壇の活動を始めています。道守花壇とは、熊本の国道沿いを花でいっぱいにする活動で、花壇は県内30カ所にあります。生徒たちはその一つ、国道57号沿いの花壇を担当し、毎日朝早くから自主的に手入れをしています。 活動の始まりは、剣道部の生徒たちの発案です。もともとは落ち葉と雑草ばかりだったこの花壇を、先生や保護者と協力し、四季折々の花を咲かせる花壇へと変えていきました。 「剣道で一流になるためには、心も一流でなければ」と、剣道部員やそのほかの部活動生などが、「ハートフルストリート」として学校沿いの道の掃除や花の手入れにも取り組んでいます。 生徒たちは「これが日常なので早起きもつらくありません」「朝から作業すると心がきれいになる気がします!」と、きれいな花と友達の笑顔に囲まれながら作業を続けています。これからも地域と一緒になって、花や緑の輪を広げていく予定です。(本郷 司)