令和元年9月6日
8月28日からの豪雨により、有明海において大量の漂流物(流木、竹、葦等)が確認されました。航行船舶の安全確保及び海洋環境保全のため、九州地方整備局では海洋環境整備船「海輝」「海煌」の2隻を投入するとともに、災害協定団体や漁業者と連携して大量かつ広範囲に分布する漂流物の回収を行いました。
1 災害協定団体との連携回収(漂流物陸揚げ時間の短縮)
「海輝」「海煌」が回収した漂流物を(一社)日本埋立浚渫協会のクレーン付台船が受け取ることで漂流物陸揚げ時間を短縮し、回収作業の効率化を図った。
2 漁業者との連携回収(浅海域の漂流物回収)
「海輝」「海煌」が回収できない浅海域の漂流物は漁業者が漁船で回収し、「海輝」「海煌」及びクレーン付台船が受け取る連携回収を行った。
3 港湾業務艇による海面調査(漂流物回収ポイントの特定)
「海輝」「海煌」の漂流物回収に先行して港湾業務艇「かがしま」による海面調査を行い、漂流物の回収場所をピンポイントで特定することにより、回収作業の効率化を図った。
このような取り組み行った結果、8月28日から9月5日までの9日間で834m3(うち流木が183本)の漂流物を回収することが出来ました。この量は有明海における昨年度1年間の回収量791m3を上回る漂流物をわずか9日間で回収したことになります。
国土交通省九州地方整備局 港湾空港部海洋環境・技術課
課長補佐中島大直通:092-418-3380
国土交通省九州地方整備局 熊本港湾・空港整備事務所(海輝・海煌運航事務所)
副所長山口誠直通:096-357-1134
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