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塩田宿(塩田町)は有明海沿岸に沿って伸びる多良街道の起点の宿場町です。かつては塩田川を利用した物資の集散地として大いに栄え、現在でも白壁作りの町家が数多く見られます。
しかし塩田川はたびたび氾濫し、旅人はそのために足止めされたので、宝永2年(1705)に塚崎(武雄)を経由する塚崎道がつくられました。
塩田宿屈指の廻船問屋だった西岡家住宅(国指定重要文化財)は江戸末期に建造されました。天保15年(1844)には陶器商鑑札を受けています。
西岡家住宅に隣接する杉光家住宅(国指定有形登録文化財)も木造3階建ての大型の立派な町家です。一の蔵、二の蔵、三の蔵共に江戸末期に建造されたもの。杉光家もかつては廻船問屋を営んでいました。西岡家住宅も杉光家住宅も表は長崎街道、裏は塩田川に面していました。
常在寺の参道には2.5mの一対の堂々とした仁王像が立っています。筒井幸右衛門ら塩田の石工が文政8年(1825)に完成させたものだということです。 |
![]() 堂々たる町家、杉光家住宅 (国指定有形登録文化財) |
![]() 国道498号。 奥に伸びているのが塩田宿 |
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