学術の伝来(15)

アインシュタインが講演で来訪

ドイツ生まれの理論物理学者「アルベルト・アインシュタイン」は出版社の招きにより、1922(大正11)11月17日から12月29日までの43日間、日本に滞在し、全国10カ所で講演を行った。福岡での講演が最後で、前日の12月23日には夫妻で門司三井倶楽部に宿泊した。福岡市の大博劇場での講演には九州各地から約3000人が駆けつけ、この世紀の講演に聴きいったという。旧門司三井倶楽部の「アインシュタイン・メモリアルルーム」はアインシュタイン夫妻が宿泊した部屋を再現したものである。

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主な施設

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アインシュタイン・メモリアルルーム

国指定重要文化財「旧門司三井倶楽部」。1922(大正11)年、アインシュタインが講演で福岡に訪れた際に宿泊した部屋が公開されている。

所在地:福岡県北九州市門司区港町7-1 旧門司三井倶楽部2階
TEL:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
ホームページ:ぐるリッチ!北Q州
http://www.gururich-kitaq.com/kanmon/detail/index.php?id=35&app=0
定休日:年中無休
料金:2階のみ有料(大人150円、小中学生70円)
交通:JR門司港駅より徒歩約3分
北九州都市高速 春日出入口から約7分