これまでのあゆみ
雲仙で誕生した先進事例
安中三角地帯の嵩上げ
「安中三角地帯」とは、水無川と導流堤に挟まれた面積約93.4haの地区の通称です。 この地区では、平成5年までの度重なり発生する土石流によって壊滅的な被害を受けていました。 「なんとか故郷に戻り、復興を果たしたい」という地元の強い要望を受け、「安中三角地帯嵩上げ事業」は始まりました。
住宅や農地、道路など、嵩上げすることによって地域のあらゆる施設の安全性を向上させるだけでなく、 流出土砂や砂防工事に伴う、発生土の土砂処理も可能とするこの事業は、平成7年に着工し、 計画的な住環境の整備が進められ、平成12年3月に竣工しました。 その後、この安中三角地帯に住宅が再建され、徐々に賑わいを取り戻しています。