橋名については、かつてこの地にあった満年寺によるという説や、橋造りの時地元の人々がいつまでも保てるように、万年という名を付けるようお願いしたともいわれている。国道10号が高城の中心地を過ぎて、有水で川に架かる橋である。今の橋は、昭和39年(1964)に竣工したもので、橋の長さ約69m、幅約8mの主要な橋である。
藩政時代、田尾地区には仮屋地頭(かりやじとうー当地を治める役所)が置かれていた。当時「田尾の欄干橋」という唄があり、欄干のある橋は格式があり高城郷では唯一の橋であり、都城では竹之下橋が欄干橋であった。この朱色の欄干橋は田尾の人々の誇りであったという。 |