利水・河川環境−現状と課題
4/7
 

自然環境

 
   
大野川は豊かな河川環境を有しており、水辺の生態系、景観は私達にやすらぎとうるおいを与えてくれます。
(流域図のエリア1〜4における、自然環境や生態の特徴など)

     
 

エリア1 河口・大野川大橋付近
塩水と真水がまざる汽水域となっており、ボラ、ハゼ類などの汽水・海水魚が生息しています。大橋左岸、大橋下流右岸には、 干潟が形成され、ハクセンシオマネキなどの干潟生物が生息しています。 また砂地にはハマヒルガオなどの砂丘植物も生育しています。

エリア2 舟本大橋付近
川が緩やかに蛇行して瀬や淵を形成しており、早瀬を好むアユが多く見られます。大橋下流はアユの産卵場となっています。河原にはオ ギの草地が広がりセッカなどの鳥やカヤネズミなどの小動物が生息しています。 大橋上流の竹林にはサギ類の集団ねぐらがあります。

 

エリア3 大南大橋付近
川底は玉石に砂礫が混ざったもので、砂礫底に生息するカマツカ、ヌマチチブなどの魚が多く生息しています。水質はよく、清流を好 むサワガニが見られます。水際にはツルヨシやヤナギ林、竹林が分布し、 小魚を捕まえるカワセミ、ヤマセミが見られます。

エリア4 乙津川・海原橋付近
塩水と真水がまざる汽水域となっており、水際には大野川には少ないヨシ 原が発達しています。海原橋の上流には干潟が形成され、ハクセンシオマ ネキなどの干潟生物が生息しています。また、ハマサジ、フクドなどの塩水に耐える植 物が生育しています。

 


■課題としては

人命、財産保護のため行う治水事業や、スポーツ広場等の河川利用と、環境保全との調和を図る必要があります。

 
 
大野川水系河川整備計画(直轄管理区間)についての情報・問い合わせは下記まで。
大野川相談窓口
国土交通省 九州地方整備局
大分河川国道事務所  Tel 097-544-4167
870-0820 大分市西大道1丁目1番71号
大野川出張所  Tel 097-527-2549
870-0261 大分市大字志村字川平218-2