3月19日(月)10時30分 福智町金田水辺の楽校から児童120人によってサケの稚魚が旅たちました。
福智町立金田小学校は学校の近くを彦山川が流れ、福智町河川公園水辺の楽校があります。金田小学校の4年生は、毎年河川環境について学んできました。学習会では、田川ふるさと川づくり交流会のメンバーがゲストティチャーとして、彦山川や遠賀川流域の河川環境についてお話してきました。 今日は菜の花が咲く青空教室での学習会です。講師は田川ふるさと川づくり交流会の皆さんです。そして、サケの稚魚を育てた「遠賀川源流サケの会」の皆さんです。 児童たちは彦山川の上流の水と自分たちが住んでいる金田町を流れる水を実験で比べてみました。 水のにおいや、水の透明度、そして実際に水の汚れを調べるCODパックテストを行いました。 児童たちは12班に分かれて担当を決めて調べました。 結果 サケの稚魚を放流です。 昨年12月13日、嘉麻市の鮭神社の祭典「献鮭祭」で新潟県の三面川がある村上市から届けていただき、遠賀川源流サケの会会長青木宣人さんをはじめメンバーが大事に育てられたサケの稚魚。暗い孵化槽で発芽卵から一斉にふ化、その後は、お腹についている嚢から栄養をいただいて大きくなります。お腹の嚢が小さくなると水槽に出てきて、えさを食べます。それからがサケの会の皆さんの大変なお仕事が待っています。水温の温度管理から稚魚のえさまで、約3カ月、毎日、朝・昼・晩と見回ります。そして大きくなって皆さんの手によって放流されます。 昨年、遠賀川の源流の山水を直接利用できる「鮭の稚魚のふ化・飼育場が完成。4万匹の発芽卵から約97%のふ化率で稚魚がかえりました。「豊富な山水を安心してあげられるので、ふ化率もとてもよかった。うれしい」と話されていました。 青木さんのお話を聞いて、少し緊張気味の児童たちも、放流する稚魚を見ってかわいい、と声が。鮭の会のおじさんに「鮭は人の手に触ると、やけどをします。水温の低い所にいたので触らないでください。そしてバケツを水の中まで入れてそっと流して下さ」と教えていただいたことをしkkり守りながら「4年後この川にかえってきてね」と鮭の稚魚にそっと声がけしながら放流していました。また放流した稚魚が元気よく泳いでいるのを見ている児童の笑顔がとても素敵でした。 児童は、彦山川の事やサケの事が分かって良かった。鮭の稚魚が4年後帰ってこれるように川をきれいにしていきたい」と話されていました。鮭の会の青木さんは、皆さんはとても上手にサケを川に放流していただきありがとうございました。4年後必ず皆さんの所にかえってくるでしょう。みんなで一緒に川を大切にしていきましょう」と話されていました。 最後に村岡田川ふるさと川づくり交流会長から児童の皆さんに「アクリルたわし」が贈られ、今日あったことをお母さんや家族の皆さんに話して下さい。そして、彦山川をもっときれいにしていきましょう」とあいさつがありました。 |
河川環境学習
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水の臭いやCODパックテストを行いました。 |
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記録係も大変。 |
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透視度計を使って水の透明さをはかります。添田町の観遊舎の方よいかな? |
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遠賀川サケの会会長青木さんの説明。大切に育てた先の稚魚。皆さんも大切に育てられてきたのですよ。 |
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児童の皆さんからたくさんの感想やお礼の言葉があり、大人の人達も本当に児童の皆さんと放流ができて良かった、と話されていました。みんなで彦山川を守っていきましょう。 |