サケの稚魚市民環境放流会

平成24年の春 遠賀川のシンボル サケの稚魚を放流しました。

 遠賀川は鮭の遡上する南限の川です。
 嘉麻市大隈には、日本でも珍しい鮭神社があり、毎年12月13日には『献鮭祭』が行われています。昭和53年、祭りの当日に遠賀川下流の遠賀郡水巻町伊佐座で大きな鮭が見つかり、約50年ぶりに鮭神社に奉納されました。
  筑豊地区は昭和40年代まで石炭産業の置き土産として遠賀川は「ぜんざい川」と言われるくらい汚れていましたが、石炭産業の衰退で水洗炭がなくなり透明な川となったことが遡上の原因と思われます。
 このことがきっかけで、新潟市村上市三面漁業組合から毎年受精卵を頂き、馬見山の山中で鮭のふ化・飼育を行い、流域ではほぼ毎年数匹の鮭が確認されています。
 今年は嘉麻市やライオンズクラブなどから支援を頂き、立派なふ化・飼育場が完成し、稚魚が順調に成長しています。
 放流の目的は、鮭が産卵のため4年後、無事にふるさとの川へ帰って来られるように遠賀川をもっときれいにしようという、河川環境教育の一環として行っています。

【ふ化・飼育場(馬見地区)】 【水槽とふ化器】 【鮭の受精卵】
 
【元気で泳ぐ稚魚(ふ化率97%)】 【昨年の放流風景】



平成24年度 遠賀川流域 サケの稚魚放流日程

期日 曜日 放流団体名 放流場所
2月26日 遠賀町青少年育成町民会議 西川河川敷
3月1日 嘉麻市民環境放流 嘉穂水辺の楽校(嘉麻市大隈町大隈橋下)
3月2日 金辺川を楽しむ会(小学生・会員) 香春町清瀬親水公園
3月3日 ひこさんがわ夢の会(赤池中学生) 彦山川市場小学校前
3月4日 遠賀川源流の森推進会議 嘉穂水辺の楽校(嘉麻市大隈町大隈橋下)
3月6日 飯塚市目尾小学校 飯塚市目尾小学校前
3月7日 嘉麻市足白小学校 屏川(嘉麻市足白小学校裏)
3月8日 なかま三世代ふれあいの会 中間市役所前
竜王・山・里・川の会(伊岐須小) 建花寺川
竜王・山・里・川の会(二瀬中) 建花寺川
3月9日 飯塚市立楽市小学校(一年・五年生) 穂波川と内住川合流点(左岸)
飯塚市立大分小学校 内住川
3月10日 ふるさと探検隊(小学生) 嘉穂水辺の楽校(嘉麻市大隈町大隈橋下)
飯塚公民館(飯塚小・片島小) 飯塚市防災センター前
環境を考える会、いなつき河童共和国 稲築親水公園
3月18日 矢矧川を清流に戻す会(小学生) えびつ駅下 外2箇所
3月19日 田川川づくり交流会 彦山川
ひこさんがわ夢の会(方城中学生) 彦山川(方城伊方橋の下)

各「放流団体名」をクリックすると、放流活動の様子がご覧いただけます。
なお、リンクがない日程については、NPO法人 遠賀川流域住民の会のホームページからご覧下さい。



問合せ先 遠賀川源流サケの会 電話 0948−57−4110
NPO法人 遠賀川流域住民の会 電話 0948−22−3535

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