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「12 新しい道はどうやってつくるの?」へ ![]() |
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野や山をけものが通ってふみ固めたあとを「けもの道」といい、やがてその道を人間が使いだしたのが道のはじまりといわれています。その道がだんだん発達して、今のようなりっぱな道が生まれました。 |
1 飛鳥時代頃に始まる、国による道づくり
大和朝廷が全国に力をおよぼすようになると、都からの命令を伝えたり、地方からの物産を運んだりするための道が必要になり、全国的な道路もうがつくられるようになりました。都には「ごばん」の目のように道路がめぐり、九州には大宰府を中心に「西海道」がつくられ、佐賀にも肥前路が整備されました。 | ![]() |
2 「五街道」が整えられた江戸時代
長い戦乱の世が終わり、徳川幕府が誕生すると、人の行き来も活発になり、参勤交代にともなって「五街道」やその他の街道、宿場、関所、一里塚などが整えられました。この時代の道のほとんどはまだせまく、人がやっとすれちがえるくらいの広さしかありませんでした。 | ![]() |
3 近代的な道づくりは明治時代から
明治時代になって海外の進んだ文化といっしょに、鉄道や馬車などが輸入されると、自動車や馬車に合わせた道づくりがスタート。しかし、明治政府は鉄道や船での輸送を重くみたため、道路の整備は後まわしとなり、ほとんどの道はせまくてほそうもされないままでした。 | ![]() |
4 戦後、急速に発展した日本の道路
外国にくらべて大きくおくれていた日本の道づくりも、戦後は自動車のふきゅうとともにかけ足で整備が進み、昭和38年には日本初の高速道路が開通しました。デコボコだらけだった道路は次々にほそうされ、豊かなくらしを支えるためになくてはならないものになりました。 | ![]() |
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