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「ウェブマガジンせせらぎ」について

川内川は、ひとたび洪水で暴れ出すとおそろしい表情を見せますが、普段はかけがえのない恵みと安らぎをもたらしてくれる大切な存在です。 その川内川の流域には、約20万人もの人々が暮らしています。川内川は、おおぜいの人々の生活と深く関わっているのです。

川内川河川事務所は、主に治水を中心とした事業を展開していますが、流域連携を基軸とした河川利用も含め、魅力的な地域づくりや地域の活性化に 役立つ川づくりについても、流域の皆様方と共に考えていきたいと思います。

春色に染まる川内川

さくらの写真

本格的な春本番を迎え、今年も流域各所で色とりどりの花々を楽しめる季節となりました。 中でも、川内川沿いには、桜の名所が数多くあり、見ごろの時期を迎えています。 さつま町の鶴田ダムや伊佐市の「曽木の滝公園」(曽木の滝分水路に隣接)では、たくさんの桜を鑑賞することができます。 水が落ちこむ轟音を背にして、優しく舞い散る桜の姿は、まさに今だけの絶景です。 付近にある日本最大級のダム再開発「鶴田ダム再開発事業」やグッドデザインも受賞した「曽木の滝分水路」の現場見学の申し込みも随時受付中です。 これを機に、ちょっと足をのばして、今だけしか見られない川内川の魅力にふれてみませんか?

リポート:川内川河川事務所 調査課

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曽木の滝分水路が「かごしま・人・まち・デザイン賞」優秀賞を受賞

かごしま・人・まち・デザイン賞

 

鹿児島県には、県内の良好な景観形成に特に功績があった方々を表彰する制度として、「かごしま・人・まち・デザイン賞」が設けられています。 このたび、その受賞対象が発表され、平成18年の川内川激特事業で整備された「曽木の滝分水路」が 都市デザイン部門優秀賞を受賞。川内川河川事務所をはじめ、 設計・施工に関わった事業者 や熊本大学関係者の皆様も表彰されることとなりました。 曽木の滝分水路は、これまでにも平成24年度にグッドデザイン賞とその特別賞であるグッドデザインサステナブルデザイン賞、平成25年度には土木学会デザイン賞2013優秀賞も受賞しています。 「かごしま・人・まち・デザイン賞」の受賞で、曽木の滝分水路に4つ目の栄誉が加わりました。


下流側から見た曽木の滝分水路

鹿児島県知事室での表彰式

優秀賞受賞報告会

 

ここがすごい!曽木の滝分水路

  • 隣接する観光名所「曽木の滝」にマッチさせるため、自然な谷に見える景観づくりを実現!
  • 何度も洪水を分派し、治水施設として活躍!
  • イベントにも活用され、今では地域の観光資源に!

受賞対象者一覧

  • 【設計者】 熊本大学大学院自然科学研究科 教授 小林一郎
  • 【設計者】 熊本大学大学院自然科学研究科准教授 星野裕司
  • 【設計者】 熊本大学空間情報デザイン研究室
  • 【設計者】 熊本大学景観デザイン研究室
  • 【施工者】 株式会社 有迫組
  • 【施工者】 株式会社 北原組
  • 【施工者】 こうかき建設 株式会社
  • 【施工者】 株式会社 田代組
  • 【設計者】 株式会社 東京建設コンサルタント
  • 【施工者】 林建設 株式会社
  • 【施工者】 株式会社 森山(清)組
  • 【管理者】 川内川河川事務所

設計・施工に尽力された関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。
曽木の滝分水路の詳細については、紹介ページをご覧ください。

リポート:川内川河川事務所 調査課

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川内川激特事業環境影響検討委員会

環境影響検討委員会

川内川河川事務所では、平成18年7月豪雨の浸水被害解消のため「川内川河川激甚災害対策特別緊急事業」に着手し、平成23年度に事業が完了しました。 川内川流域各所で行われた工事の、自然環境に対する影響を調査し、環境保全措置とその評価を検討するため、学識経験者による「川内川激特事業環境影響検討委員会」を定期的に開催してきました。 その取り組みは、激特事業完了後も続いています。3月4日、第6回目となる川内川激特事業環境影響検討委員会が開催され、激特事業が展開された流域6箇所におけるモニタリング調査の結果について 協議されました。カイツブリやカワセミ、ヌマガエル等さまざまな生物を指標種とし、 それらの個体数や生活の基盤となる環境区分の面積変化を調査・検証した結果、事業完了後も指標種・環境区分 面積ともに著しい減少がなかったことが確認されました。

リポート:川内川河川事務所 調査課


カイツブリ

カワセミ

ヌマガエル
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鶴田ダムとともに水害に強い地域づくりを考える意見交換会

鶴田ダムとともに水害に強い地域づくりを考える意見交換会

河川管理者から地域の方々へ、川内川の出水に対する「鶴田ダムの洪水 調節の状況やソフト対策の取組状況」を分かりやすく説明し、更なる地域の防災力の向上や河川の協働管理等を推進するため、 様々な視点から意見交換する事を目的に、「第3回 鶴田ダムとともに水害に強い地域づくりを考える意見交換会」を2月18日(水) にさつま町虎居地区公民館で開催しました。

意見交換会には、学識経験者や流域住民代表の方々、関連行政機関の代表等が参加。平成26年度における川内川の出水状況や鶴田ダムの洪水調節状況等の報告、 鶴田ダム再開発事業の進捗状況報告、水防災河川学習プログラムの紹介、防災意識調査(アンケート調査)等の報告が行われました。 参加者からは、防災情報発信の方法や防災意識の啓発等について、さまざまな意見が出され、活発な意見交換が行われました。

鶴田ダムとともに水害に強い地域づくりを考える意見交換会の資料

リポート:川内川河川事務所 調査課

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今年も開催!いさドラゴンカップ

ドラゴンカップ
前回大会の模様

伊佐市の菱刈カヌー競技場(川内川湯之尾堰近く)で毎年開催される約10人乗りの手漕ぎボートレース「いさドラゴンカップ」が、5月3日(日)に開催されます。

毎年、大勢の方々が参加して盛大に開催され、春の川内川を代表するイベントのひとつです。 5月の陽光の下、顔見知り同士で汗をかくのは、楽しい時間となることでしょう。 参加のお申し込みについては、伊佐市役所伊佐PR課(伊佐市ドラゴンボートレース実行委員会)へご連絡ください。

いさドラゴンカップ公式サイト

リポート:川内川河川事務所 調査課

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