大陸との交流(2)

古代の外交拠点「福岡」

古代、外交や海外交易のための拠点として、平安京(京都)、難波(大阪)、筑紫(福岡)の3カ所に鴻臚館が築かれた。鴻臚館は7世紀後半から11世紀(飛鳥~平安時代)まで、唐や新羅の使節団や商人らを受け入れる施設であったとされる。福岡の鴻臚館跡からは、現在の中国の河北省、浙江省、湖南省などで生産された大量の陶磁器や、朝鮮の新羅、高句麗の陶器、さらには西アジアのイスラム系陶器やペルシャ系ガラス器など、諸外国の様々な品物が出土しており、国際交流都市「福岡」の原点がここにあると実感される。

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主な施設

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鴻臚館跡展示館

鴻臚館跡展示館は、出土品を展示しているほか、遺跡の上に覆屋を建てて、礎石などの遺構を発見時の姿で公開している。

所在地:福岡市中央区城内1
TEL:092-721-0282(鴻臚館跡展示館)
ホームページ:福岡市
https://yokanavi.com/spot/27133/
定休日:12月29日から1月3日
料金:無料
交通:地下鉄「赤坂駅」下車、徒歩7分、
バス停「平和台鴻臚館前」「赤坂3丁目」下車、徒歩7分
駐車場:有り