技術の伝来(2)

日本の近代化に貢献したイギリス人

「トーマス・ブレーク・グラバー」は、スコットランド出身の商人であり、長崎で貿易会社グラバー商会を立ち上げ、お茶や生糸等の輸出、蒸気船・軍艦及び武器等を輸入する一方、日本ではじめて蒸気機関を導入した近代的な修船施設の建設、蒸気機関を導入した洋式炭坑の開坑を行うなど、幕末から明治期における我が国の急速な近代化に大きく貢献した。当時グラバーが暮らした、グラバー園に残る日本最古の木造洋風建築「旧グラバー住宅」は、2015(平成27)年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である。

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主な施設

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グラバー園

長崎開港後に来住したグラバー等西洋人の旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築した野外博物館である。

所在地:長崎県長崎市南山手町8-1
TEL:095-822-8223(グラバー園)
ホームページ:グラバー園
http://www.glover-garden.jp/
定休日:無し
料金:大人610円、高校生300円、小・中学生180円
交通:路面電車「大浦天主堂」から徒歩約7分
九州横断自動車道長崎大分線 長崎ICから約10分
駐車場:無し