信仰の伝来(4)

250年ぶりの再会を果たした「信徒発見」の舞台

「大浦天主堂」は、1864年(江戸時代)に建設された現存する日本最古の教会であり、2018(平成30)年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録された。江戸幕府により禁教令が発布されて以来、厳しい弾圧と2 世紀以上にわたる潜伏期を経て、密かに自ら信仰を守り続けてきた浦上の信徒が、「プティジャン神父(フランスから訪れた宣教師)」に信仰を告白した「信徒発見」の舞台である。信徒発見のニュースは、「プティジャン神父」からローマに報告され、「東洋の奇蹟」として驚きとともにヨーロッパ中に伝えられた。

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主な施設

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信徒発見のマリア像(大浦天主堂内)

大浦天主堂内には、2世紀を越える時を経て信仰を告白した信徒たちから、「サンタ・マリアの御像はどこ?」と尋ねられ、「プティジャン神父」が導いたマリア像が設置されている。

所在地:長崎市南山手町5-3
TEL:095-823-2628(大浦天主堂)
ホームページ:国宝大浦天主堂
https://nagasaki-oura-church.jp/guide
料金:大人1,000円、中高生400円、小学生300円※博物館入館料含む
交通:路面電車「大浦天主堂」より徒歩5分、バス停「大浦天主堂下」より徒歩5分
JR長崎駅から徒歩35分
九州横断自動車道長崎大分線 長崎ICから約10分
駐車場:無し


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大浦天主堂キリシタン博物館

天主堂に隣接する旧羅典神学校(国指定重要文化財)と旧長崎大司教館(県指定有形文化財)内につくられた博物館。日本におけるキリスト教の伝来、禁教、復活などの歴史を約130点の貴重な展示資料で紹介している。

所在地:長崎市南山手町5-3
TEL:095-823-2628(大浦天主堂)
ホームページ:国宝大浦天主堂
https://nagasaki-oura-church.jp/guide
料金:大人1,000円、中高生400円、小学生300円※博物館入館料含む
交通:路面電車「大浦天主堂」より徒歩5分、バス停「大浦天主堂下」より徒歩5分
JR長崎駅から徒歩35分
駐車場:無し