信仰の伝来(7)

日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師

「フランシスコ・ザビエル」は、スペインのバスク地方出身のイエズス会であり、日本に初めてキリスト教を伝え、東洋の使徒といわれた。1549年(戦国時代)に鹿児島に上陸し、以後滞在2年余のうちに平戸や山口などで伝道に励み、500人以上に洗礼を授けた。1551年には、大友宗麟の招きにより、大分市に来て布教活動を行っており、1553年には、府内教会が建立されている。その後、日本人青年4人を連れて東洋布教の根拠地であるインドへ戻り、さらに中国での布教をめざすが、1552年(戦国時代)に広東港外で病死した。1622年(江戸時代)、カトリック教会の聖人に挙げられた。

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主な施設

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遊歩公園

1951年に大分市の戦後の復興計画の一環として整備された遊歩公園には、フランシスコ・ザビエル像が建立。府内教会内では、1557年に西洋楽器の演奏で日本人による聖歌が歌われ、さらに、1560年のクリスマスには西洋劇が上演されたことから、府内は西洋音楽と西洋演劇発祥の地とも言われており、遊歩公園には、記念碑がみられる。

所在地:大分県大分市大手町
TEL:097-537-7043(大分市観光課)
ホームページ:一般社団法人 大分市観光協会
https://www.oishiimati-oita.jp/spots/detail/176
定休日:いつでも見学可
料金:無料
交通:JR大分駅から徒歩で15分、バス停「県庁正門前」より徒歩2分
東九州自動車道 大分ICから約17分
駐車場:無し