人々の交流(6)

千万年の後までも続く友情~中国の革命家・孫文と宮崎兄弟~

1911(明治44)年、中国において、王朝政治を倒し民主的共和制国家をうちたてる辛亥革命が「孫文」の指導により起こった。熊本県荒尾市で生まれ育った「宮崎滔天」は、「孫文」を生涯献身的に支え続け、「孫文」はそんな彼を「日本の大改革家」にして「中国革命に奔走し始終怠らざりし」と評価している。革命成功後の1913(大正2)年に荒尾を訪れた孫文は、演説を行い、「両君(滔天と彌蔵)と予(孫文)との如き交誼を日華両国民が維持するを得ば千万年の後までも両国家の提携融和を図る得べし、又両国家将来の発展と幸福とを表示すべしと信ず」という言葉を残した。
 ※彌蔵は宮崎滔天の兄

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主な施設

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宮崎兄弟の生家/宮崎兄弟資料館

宮崎兄弟が生まれ育ち、孫文も2度訪れた生家が現存する。また宮崎兄弟資料館には、宮崎兄弟の八郎・民蔵・彌蔵・滔天をはじめ、孫文ら中国の革命家にまつわる多くの資料を展示している。

所在地:熊本県荒尾市荒尾949-1
TEL:0968-63-2595(宮崎兄弟の生家/宮崎兄弟資料館)
ホームページ:荒尾市
https://www.city.arao.lg.jp/q/list/394.html
定休日:休館日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
料金:一般210円、小・中学生100円
交通:JR荒尾駅より徒歩15分、バス停「一小下」より徒歩1分、
バス停「市役所前」から徒歩で5分
九州縦貫自動車道 南関ICから約30分
駐車場:有り(無料)