人々の交流(7)

百済の里づくり

1300年ほど前の奈良時代、朝鮮半島の百済国が滅んだ後、王族たちが日本に亡命して宮崎に流れ着き、王の禎嘉王は美郷町南郷神門に、長男・福智王は木城町比木に移り住んだという伝説があり、地元の人々はこの王族のことを「百済王伝説」として語り継いでいる。この伝説を元に、美郷町において「百済の里づくり」が行われており、「西の正倉院」や「百済の館」が整備された。毎年、旧暦12月に当たる1月下旬には、福智王をまつる比木神社から禎嘉王をまつる神門神社まで巡行し、親子の年一度の対面を再現する全国的にも珍しい形式の祭、「師走祭り」が行われる。

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主な施設

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百済の館

日韓交流のシンボルとして韓国扶餘の国立博物館客舎をモデルに建てられた。
近くには、奈良正倉院の御物と同一品といわれる百済王族の遺品24面の銅鏡を含む、貴重な宝物を展示している「西の正倉院」が建つ。

所在地:宮崎県東臼杵郡美郷町南郷神門984
TEL:0982-59-0556(西の正倉院管理棟)
ホームページ:美郷町
http://www.town.miyazaki-misato.lg.jp/2550.htm
定休日:年中無休
料金:大人510円、高校生410円、小中学生310円
交通:日向市駅からバスで70分
東九州自動車道 日向ICから約60分
駐車場:有り(約200台)