学術の伝来(3)

ハンセン病救済を志した英国人

「ハンナ・リデル」はイギリスの宣教師であり、35歳の時に、任地先の熊本に派遣された。「リデル」は熊本市郊外の本妙寺でハンセン病患者と出会い、1895(明治28)年に、熊本初のハンセン病病院であり、日本におけるハンセン病救済活動の草分けの一つでもある回春病院を開いた。「リデル」は社会福祉の偉大な組織者としても活動し、国のハンセン病対策の具体化にむけて寄与するとともに、救済活動を日本各地に広げ、日本政府より、その功績に対し藍綬褒章が贈られた。

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主な施設

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リデル、ライト両女史記念館

ハンナ・リデルと姪のエダ・ライトの功績を末永く伝えるための記念館が、回春病院の跡地の「社会福祉法人 リデルライトホーム」内に設置されている。

(2019年2月現在、平成28年熊本地震により、臨時休館中)
所在地:熊本県熊本市中央区黒髪5-23-1
TEL:096-345-6986(リデル、ライト両女史記念館)
(熊本地震に伴う休館)⇒096-343-0489
ホームページ:リデル、ライト両女史記念館
http://www.riddell-wright.com/memorial.php
定休日:休館日月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
料金:無料
交通:バス停「立田自然公園入り口」より徒歩約10分
駐車場:有り(5台程度)