宮崎市池内町奈良ヶ山から大淀川に合流する延長12.8kmの1次支川。この川の下流域の宮崎市の町名である新別府町に由来する。別府は元来「別符」と記し、「ベップ、ベフ、ビュウ」と読み、平安末期から戦国期に成立した土地制度である。新別府町は戦国期に見える「新別符」に由来するが、室町期に見える上別符に対して新たに開かれた別府ということから、「新」の文字を冠したと思われる。
新別府川は『日向地誌』では前川(大島村)、竹下溝(吉村)、南川(新別府村)と記されている。大島神社にある『(明治26年の)百姓一揆鎮静記念碑』には大島川、昭和12年(1937)の宮崎市地図には新別府川と記載されている。
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