国道208号 有明海沿岸道路

 有明海沿岸道路は熊本県熊本市から佐賀県鹿島市に至る高規格道路で、現在39.2km(直轄事業29.2km、佐賀県事業10km)が開通しています。
 将来的には主要な都市や重要な空港・港湾である九州佐賀国際空港及び三池港を連絡するなど、高速自動車国道を含め、これと一体と
なって九州の広域道路ネットワーク計画の一翼を担う高規格道路として機能することとなります。

◆広域道路ネットワーク計画

  広域道路ネットワーク計画は、現状の交通課題の解消を図る観点と新たな国土形成の観点の「両輪」を見据え、高規格幹線道路やこれを補完する広域的な道路ネットワークを中心とした必要な路線の強化 や絞り込み等を行い、平常時・災害時および物流・人流の観点を踏まえた具体的なネットワークを計画したものです。



管轄事業区間

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道路名 総延長
km
供用延長
km
未供用延長
km
有明海沿岸道路(大牟田-大川)
[※三池港IC連絡路]
27.5[2.7] 27.5 0.0[2.7]
荒尾道路 2.2 0.0 2.2
大川佐賀道路 9.0 1.7 7.3
総計 38.7[2.7] 29.2 9.5[2.7]





      

大川佐賀道路

令和4年11月12日に大川佐賀道路(延長約9.0km)のうち、大野島IC~諸富IC区間(1.7km)が開通しました。 今回の開通により、有明海沿岸道路で初めて福岡県と佐賀県が繋がります。これにより、佐賀県と福岡県それぞれへのアクセス性が向上し、「地域の発展」や一般道路の「混雑緩和」に寄与出来ると考えています。
また、沿線地域との連携、交流促進、広域拠点とのアクセス性向上による物流の効率化や沿線地域には世界文化遺産や様々な観光資源が点在しており観光客数の増加が期待できます。

      
有明早津江川大橋



三池港ICの形状変更

三池港IC連絡路 令和3年度に工事着手

三池港IC入口交差点等は地盤高が低く、台風時の高潮による冠水が発生しています。さらに、近年台風の接近回数は増加しており、冠水発生リスクは今後増大していく傾向にあります。

そこで、三池港ICの形状変更(連絡路整備)を行い、災害発生時の機能を確実に確保します。



有明海沿岸道路【大牟田~大川区間】全線開通

令和3年3月14日、大川東IC〜大野島IC間(延長3.7km)が開通しました。これにより、有明海沿岸道路の福岡県区間(三池港IC〜大野島IC)の延長27.5kmが全線開通しました。



有明筑後川大橋



有明海沿岸道路の利用状況

福岡県区間の初めての開通後は交通量が約1万台/日程度でありましたが、開通区間が延びることにより交通量が増加し、全区間において利用交通量の増加が確認され、最大2万7千台を確認しています。

令和4年開通後の利用交通量は、三橋IC~諸富IC間において増加幅が大きく、大川中央IC~大野島IC間では、R3開通後の交通量の約1.5倍の交通量となっています。

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