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タイトル
軍用道路説
路面電車説
代用飛行場路説
関東大震災説


軍用道路説
中国侵攻を視野に入れた軍事物資輸送路として、または戦車が通れる広く頑丈な橋として、建設されたのでは?

白い御影石に覆われた名島橋は目立ち過ぎて、軍用の可能性は低いと言われています。



路面電車説
香椎沖の埋立地への輸送経路として、路面電車を通す計画だったのでは?

すでに国鉄鹿児島本線と博多湾鉄道(現在の西鉄宮地岳線)があり、このふたつの鉄道以外に輸送路が必要だったかは疑問です。




代用飛行場路説
名島水上飛行場を国際空港として活用するために広い道路が必要だったのでは?もしくは、名島橋自体を非常時の滑走路として使用するつもりだったのでは?

水上飛行場は、名島橋完成の翌年に閉鎖。また、名島橋から続く国道の整備は戦後のことなので、代用滑走路説も確かとはいえません。




関東大震災説
大正12年に発生した関東大震災で、幅員の狭い橋の周辺で混乱が起きたことで被害が大きくなったと言われていることから、その教訓を取り入れて幅員を広くしたのでは?

名島橋の兄弟橋・萬代橋が関東大震災後の架橋技術から学んだ部分が多かったことから、名島橋にもその考えが反映されていた可能性はあります。