ゲームエンジンで作成したCG(写真ではありません)

従来、工事等を行う前の検討段階においては2次元の設計図やパース、模型等を用いて工事後の状況を把握していました。
しかし、2次元の図面から完成のイメージを想像するのは難しく、イメージを掴むためのパースや模型を、その都度修正するのは時間を要する作業となっていました。
そこで九州地方整備局では、平成30年度より3次元モデルやバーチャル空間において再現されたモデルの活用を検討していく中で、非常に高品質な3Dモデルを比較的、簡単に短時間で作成できる「ゲームエンジン※」を用いる取り組みを実施しています。


※ゲームエンジンとは
3Dのゲームを高品質、低コスト、短工期で作成するためのシステムとして作られたツールです。現在では、自動者、スマートフォン、映画、アニメーション、宇宙開発等、多くの産業に利用されています。
現地の測量データ等をベースにして、仮想空間で完成後のインフライメージを変えていくことが出来るので、例えば住民の皆様との意見交換の場において、その場で意見を完成イメージに反映すること等が可能となります。

ゲームエンジンを用いたメタバース(仮想空間)での川づくりツールの操作マニュアル(案)を公開しました!


令和4年1月19日に「全国初!メタバース(仮想世界)を用いた川づくり〜最新のDX技術で変わる新しい対話の形を提案〜」において、ゲームエンジンを用いたインフラ整備の新たな設計手法及びメタバース((仮想世界)を用いた合意形成の手法について記者発表していますが、これらの中で紹介しましたマニュアル(案)及びツールについて、公開しましたのでお知らせいたします。
これらについては、既に山国川かわまちづくり(福岡県吉富町)で説明会に活用されているところであり、今後もDXの一環として活用を進めていく予定です。

公開内容※は、以下のとおりです。
  @3DVRツールの使用方法(pdf)・・・ソフトウェアの使用方法を解説
  A3DVRツールの使用方法動画集(zipファイル)・・・操作マニュアル(案)の各作業を動画にしたもの
  BDEMコンバーター(zipファイル)・・・点群(地形)データをゲームエンジンで扱える形式に変換
  Criver_template_ver02・・・川づくり検討に必要となるパーツをゲームエンジン用に設定したテンプレートファイル

新しい川づくりのDXに是非ご活用ください。
※ダウンロードには使用許諾契約書への同意が必要です。

ダウンロードはこちら

実際の地形データをベースとして、ゲームエンジンを活用した3次元モデルの製作過程例




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