外来水生植物収集装置

目的(現状の課題)

河川等水域に繁茂する外来水生植物は、在来種の育成を圧迫し生態系に影響を与え地域漁業者への影響も大きく、そのうえ、洪水時の水門等操作の支障となり問題となっている。   

外来水生植物の除去方法は陸揚げについては重機による方法が確立されているが、収集については河川の浅瀬や狭隘部も含めて繁茂しており、バックホウや清掃船等の専用機械のみでの作業は困難で、人力作業を余儀なくされているのが現状であるため、安全面やコスト面からも早急な対策が望まれている。  

水草収集状況の現状

危険かつ苦渋

開発目標

  • 水上からの作業
  • 収集行程が複雑なブラジルチドメグサを主な対象
  • 中・小河川、繁茂初期状態

実験状況


切断状況

掻き寄せ状況

外来水生植物収集装置

概要

  • 和船又は台船に取り付けて使用
  • 切断、掻寄装置等を有する
  • 各装置は稼働台に取付、電動ウインチで前後に移動

収集装置による作業イメージ

 
陸揚げ箇所付近では、切断(噴射)装置で陸揚げ可能の大きさに切断し、バックホウで陸揚げ   バックホウの作業範囲外の水草は、掻寄装置(レーキ)で作業範囲に押し寄せ陸揚げ   陸揚げ箇所から離れた場所は、水草の下流に設置した流下防止フェンスに切断した水草を集め、陸揚げ箇所まで航行しバックホウで陸揚げ

 

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