大井手という集落の名から付いた名称である。大井手の地名は古くからあり、14世紀初期の南北朝期の史料に「三俣院大井手」と出ている。高城一帯は、古くから穀倉地として重要な所であった。大井手という語は、大きな用水の意味である。高城地方は、早くから水田が開けており、溝とよばれる水路が幾つも作られている。「日向地誌」によると「大堰溝」という用水が記録されているが、これが大井手のことではないか。
川の流域には田畑が連なる。春日交差点から県道三股・高城線上の道に架かり、高城のほうに延長すると観音池公園に至る。昭和62年(1987)竣工で欄干は金属パイプ状である。橋の近くに高城町上水道地区浄水場が設置されている。 |