水生生物調査
調査結果をまとめてみました
五ヶ瀬川の水系の4地点において水生生物調査を実施した結果、きれいな水に生息するヒラタカゲロウやナガレトビケラから、きたない水に生息するヒルまで数多く種類の水生生物を確認することができました。
これらの指標生物から各地点の水質階級を判定すると、熊田・鹿狩瀬・三輪・大瀬橋の4地点のすべてが水質階級Ⅰの「きれいな水」であることがわかりました。
きれいな水に生息する生物
ヒラタカゲロウ

ナガレトビケラ

体長:約40㎜
細長いイモムシ状で足は3対。
細長いイモムシ状で足は3対。
カワゲラ

体長:5㎜~30㎜
胸の下と肛門にえらがあり、尾と脚先の爪が2本づつあるのが特徴。渓流の石の間などに隠れています。
胸の下と肛門にえらがあり、尾と脚先の爪が2本づつあるのが特徴。渓流の石の間などに隠れています。
ヤマトビケラ

ヘビトンボ

ブユ

アミカ

サワガニ

体長:20㎜~40㎜
体の色は赤褐色から黒褐色、あるいは灰青色など地方によって変化がある。モズクガニは淡水にもすむが、これははさみに細かい毛の塊がついているので区別できる。
体の色は赤褐色から黒褐色、あるいは灰青色など地方によって変化がある。モズクガニは淡水にもすむが、これははさみに細かい毛の塊がついているので区別できる。
ウズムシ

少しきたない水に生息する生物
コガタシマトビケラ

頭の前端にくぼみがあるのが特徴で、頭と胸は赤褐色をしている。
腹部は鮮やかな薄緑色から緑がかった褐色、あるいは褐色などいろいろな色をしている。
ヤマトシジミ

ゲンジボタル

体長:約35㎜
体は黒褐色で砂れきの上や石の間をはって歩き、幼虫も光ります。
体は黒褐色で砂れきの上や石の間をはって歩き、幼虫も光ります。
オオシマトビケラ

頭の背面が平たいのが特徴で、頭は大きく、固く、頭と胸は赤褐色をしている。
腹部は白っぽい。関東より北の地域にはあまり多くない。
腹部は白っぽい。関東より北の地域にはあまり多くない。
ヒラタドロムシ

体長:5㎜~10㎜
平たいだ円形で、流水の中で石にはりついて生活しています。
平たいだ円形で、流水の中で石にはりついて生活しています。
コオニヤンマ

スジエビ

カワニナ

体長:20㎜~30㎜
カラは固く、茶色いふたがあります。
ホタルのエサとしても有名です。
カラは固く、茶色いふたがあります。
ホタルのエサとしても有名です。
イシマキガイ

きたない水に生息する生物
ミズカマキリ

タイコウチ

ミズムシ

体長:約10㎜
平たく、ダンゴムシに似た形で、足は5対以上あります。ゴミや藻の多いところでよく見かけます。
平たく、ダンゴムシに似た形で、足は5対以上あります。ゴミや藻の多いところでよく見かけます。
イソコツブムシ

ニホンドロソコエビ

体長:約10㎜
たてに平たく、細長い触覚があります。名前の通り、泥底に住んでいます。
たてに平たく、細長い触覚があります。名前の通り、泥底に住んでいます。
タニシ

体長:25㎜~40㎜
カラは薄くて、赤褐色のふたがついています。泥底にすんでいます。
カラは薄くて、赤褐色のふたがついています。泥底にすんでいます。
ヒル

カワニナ

体長:20㎜~30㎜
カラは固く、茶色いふたがあります。
ホタルのエサとしても有名です。
カラは固く、茶色いふたがあります。
ホタルのエサとしても有名です。
イシマキガイ

大変きたない水に生息する生物
サカマキガイ

チョウバエ

エラミミズ

体長:最大約40㎜
糸状でちぎれやすい。泥からお尻の部分を出して、それを動かして小さな水の流れを作ります。
糸状でちぎれやすい。泥からお尻の部分を出して、それを動かして小さな水の流れを作ります。
セスジユスリカ

体長:約15㎜
流れのあるところに泥などチューブ状の巣をつくっている。
流れのあるところに泥などチューブ状の巣をつくっている。
アメリカザリガニ

体長:約100㎜
こうらは顆粒(かりゅう)に覆(おお)われ、大きなはさみが特徴。北アメリカから入ってきた外来種。
こうらは顆粒(かりゅう)に覆(おお)われ、大きなはさみが特徴。北アメリカから入ってきた外来種。