1.河川の総合的な保全と利用に関する基本方針  
  (2)河川の総合的な保全と利用に関する基本方針  

○河川環境の整備と保全

 河川環境の整備と保全に関しては、自然環境や河川の利用状況等について、今後とも定期的に調査を実施し、豊かな川の流れに育まれてきた多様な動植物の生息・生育環境に配慮し、瀬・淵等の保全を行うとともに、これらの生息・生育環境に配慮しつつ、都市部における貴重なオープンスペースである高水敷や水辺における多様なニーズに対し、人と河川の豊かな触れ合いの場の整備と保全を行う。特に、変化に富んだ渓谷・雄大な滝及び都市部の緩やかで広々とした水面などの良好な景観や、天然アユの遡上・産卵にも見られるように、豊富かつ清らかな流れなど、大野川の有する良き環境を保全していく。

 また、健全な水循環系の構築や良好な水質・水量の確保・保全を図るため、関係機関を始め、流域全体で一体となって取り組んでいく。

大野川上流部の神原渓谷。豊富かつ清らかな流れは渓流釣り等の場となっています。
(竹田市)
大野川中流部緒方町を流れる「原尻の滝」。幅120m、高さ20mの滝は「日本の滝百選」の一つに選ばれています。(緒方町)
都市部の緩やかで広々とした水面は、見る人の心に安らぎを与えています。(大分市)

 

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