大分川は、由布岳(標高1,583m)に源を発し、湯布院盆地を貫流し、芹川、賀来川、七瀬川などの支川を集めて別府湾に注いでいます。
流域の大部分が山地で構成される(山地85%)急流河川であり、下流部は県都大分市の中心街を貫流しています。幹川流路延長約55km、流域面積約650km2の一級河川です。
上中流域の年平均降雨量は2,000mm以上で、日本の平均降雨量1,722mmを大きく上回っています。また、短時間に降雨が集中する前線や台風の影響を受け、急勾配で豪雨ということから洪水が起こりやすくなっています。
大分川の支川である七瀬川は、豊後大野市朝地町の山岳部に源流があり、長さ(幹川流路延長)は22.2km、流域面積は93平方kmの河川です。川名は、江戸時代の参勤交代時には、この川にある七つの瀬を渡っていたことに由来するとされます。
大分市は、昭和39年に新産業都市として指定されたのち、急速に発展してきました。
流域における昭和40年〜平成23年までの46年間で人口は約2.1倍、世帯数は約3.6倍と、人口と産業の集積が進んでいます。
出典:第9回河川現況調査(調査基準年平成17年度) |
出典:大分県統計年鑑 |