信仰の伝来(11)

クラーク宣教師夫妻

アメリカ人宣教師「クラーク宣教師夫妻」は、オハイオ州のオバリン大学で神学を学び、伝道を志して来日し、熊本で1年過ごした後、1892(明治25)年に宮崎市の広島通に移り住み、県内各地でキリスト教の教えを説いた。夫妻は布教活動の傍ら、幼稚園や日向訓盲院(後の県立盲学校)を開設、また、自宅を女学生ホームに解放して英語や洋裁や西洋料理を教えるなど、幅広い社会奉仕活動に携わった。これらの功績を称え、宮崎市の栄町児童公園と橘通りを結ぶ道に「クラーク通り」の愛称が付けられ、「栄町街区公園」に銅像が設置された。

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主な施設

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クラーク通り道路名称板

宮崎市の繁華街にある橘通から、約700m西へ続く道路の各所に設置されている。

所在地:宮崎県宮崎市橘通東2丁目
交通:東九州自動車道 宮崎西ICから約15分
JR宮崎駅から徒歩で約15分


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サイラス・A・クラーク像

「栄町街区公園」に設置された、サイラス・A・クラークと二人の子どもの像。

所在地:宮崎県宮崎市別府町5
交通:東九州自動車道 宮崎西ICから約20分
JR宮崎駅から徒歩で約7分