取り組み概要

1.道路管理者の意識改革

 多くのみなさまから路上工事に対する不満が大きいこと及び不満の内容を道路管理者自らが再認識し、より一層、路上工事への不満の緩和・解消に取り組むため、定期的に会議を実施し、取り組みに対する フォローアップを行っています。

2.工事の工期設定の適正化

 路上工事が年度末に集中している現状を踏まえ、工期の適正化を図ることにより年度末の路上工事を 縮減します。
(具体的方策)

  1. (1)工事の早期着手、早期完了を図るため、可能な限り年度当初に工事を発注
  2. (2)国債工事(複数年度にわたる工事)を積極的に活用

3.工事による交通規制時間の短縮

 工事の特性、現場状況に応じた工夫により、交通規制時間を短縮します。
(具体的方策)

  1. (1)工事方法の工夫
       交通規制時間(期間)の短縮に効果のある工法や新技術を活用
  2. (2)構造の変更
       プレキャスト製品の活用等により、工事にかかる時間を短縮
  3. (3)総規制時間(期間)の短縮
       現場条件等により、早期工事完了を図るため休日・終日工事を実施

4.近接工事間の調整

 近接する工事については、工事実施時期や時間を調整し、交通規制時間を短縮します。
(具体的方策)

  1. (1)工事を実施する各者間において調整し、同時施工や連続施工を実施

同時施工の例

画像:近接工事間の調整1
画像:近接工事間の調整2

5.工事に関する情報提供の強化

 工事の目的や規制の情報について適切な提供を行うよう努めます。
(具体的方策)

  1. (1)工事看板の改訂
画像:工事に関する情報提供の強化1

従来の工事看板

画像:矢印
画像:工事に関する情報提供の強化2

新しい工事看板

6.大型連休等における工事の抑制

 人出の多い期間の工事を抑制し、工事による交通渋滞の緩和に努めます。
(具体的方策)

  1. (1)ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、年度末の工事を中止・抑制
  2. (2)地域のイベントに配慮し、イベント期間中の工事を中止・抑制
 ※ただし、緊急的に対応する必要のある補修工事など、突発的な工事は除く。

平成25年度 年末年始の工事中止状況

対象道路 工事件数 工事中止件数 工事中止率
国道(国管理) 429 429 100%
国道(県・政令市管理)、県道 2,387 2,269 95%
高速道路 74 74 100%
都市高速道路 11 11 100%
合計 2,901 2,783 96%