道路施設の老朽化対策

道路の九州地方整備局 令和5年度 道路維持管理計画

 九州地方整備局の管理する国道(直轄国道)は、国民の生活や経済・観光活動を支える基盤として、また災害時における防災支援のネットワークとして、重要な役割を果たしています。
 道路維持管理にあたっては、直轄国道の機能を発揮させることを目的として実施しています。
 今後も引き続き、地域からの意見等の把握や維持管理に関するデータの収集・分析を行い、最適な維持管理水準について検討を進めます。

道路の老朽化対策

 インフラは、利用状況、設置された自然環境等に応じ、劣化や損傷の進行は施設毎に異なり、その状態は時々刻々と変化します。現状では、これらの変化を正確に捉え、インフラの寿命を精緻に評価することは技術的に困難であるという共通認識のもと、インフラを構成する各施設の特性を考慮した上で、定期的な点検・診断により施設の状態を正確に把握することが重要です。
 九州地方整備局では、5年に1度の定期点検による確実な状態把握(早期発見)、点検結果に基づく確実な対策(早期補修)に取り組んでまいります。

道路施設の個別施設計画

道路橋石橋の維持管理について

 全国には道路橋である石橋が約2,400橋存在し、九州にはその半分が現存しています。
 道路橋については5年に1回の近接目視による法定定期点検を実施する必要がありますが、石造アーチ橋については、その技術的な考え方を示した要領が存在しないことから、九州地方整備局では自治体支援の一環として、道路橋定期点検要領を補完する技術資料の作成に取り組んでいます。

道路橋石橋の定期点検に関する参考資料[石造アーチ橋]

 九州地方整備局では自治体支援の一環として、令和2年度に有識者からなる「道路橋石橋維持管理検討委員会」を設置し、定期点検に関する技術資料の作成について審議を重ね、令和3年3月に「道路橋石橋の定期点検に関する参考資料[石造アーチ橋]」を中間報告としてとりまとめました。

道路橋石橋の定期点検に関する講習会

 令和3年8月には「道路橋石橋の定期点検に関する参考資料(中間報告)[石造アーチ橋]」を早期に周知するため、「道路橋石橋の定期点検に関する講習会」をWEB形式で開催し、全国から多数の方に参加いただきました。

講習会資料のダウンロード

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