竜門ダムの設備

 

県境を越えた導水計画

竜門ダムは集水面積がせまく迫間川の水だけでは水が貯まりにくいため、菊池川本川及び大分県の下筌ダム上流から導水路トンネルにより水を確保する計画としています。このような県境を越えた広域的な導水は全国的に見ても珍しく、竜門ダムの大きな特徴の一つとなっています。

 

津江導水路
大分県を流れる筑後川水系津江川にある下筌ダムの上流より竜門ダムへ水を補給するための延長12.2kmの導水路トンネルです。筑後川の水量に余裕がある時に最大で1秒間あたり10立方メートルの水を竜門ダムへ送ります。
立門導水路
菊池川上流から竜門ダムへ水を補給するための延長4.2kmの導水路トンネルです。津江導水路と同じく菊池川の水量に余裕がある時に最大で1秒間あたり10立方メートルの水を竜門ダムへ送ります。
迫間導水路
津江、立門導水路とは逆に菊池川の水量が不足している時に、竜門ダムから最大で1秒間あたり2.5立方メートルの水を菊池川上流に送るための、延長約3.0kmの導水路です。