川内川流域の概要
流域の気候は、上流部が山地型、中下流部が西海型気候区に属し、平均年間降水量は約2,800mm(全国平均 の約1.6倍)と多く、降水量の大部分は梅雨期と台風期に集中しています。
流域内の拠点都市である上流部の宮崎県えびの市では、九州自動車道、宮崎自動車道等、下流部の鹿児島県 薩摩川内市 では、JR九州新幹線、国道3号等基幹交通施設に加え、南九州西回り自動車道が整備中であり交通の要衝となっています。
西諸県(にしもろかた)盆地に位置するえびの市は、クルソン峡や京町(きょうまち)温泉等の豊かな観光資源や史跡、神社・仏閣等の歴史的資源にも恵まれ、中上流部の湧水町、 伊佐市、さつま町 では、稲作等の農業や温泉等による観光産業が盛んです。また下流部の薩摩川内市では、製紙業、電子部品製造業等の第二次産業の集積が見られるなど、この地域における社会・経済・文化の基盤をなしています。
さらに、霧島錦江湾国立公園、川内川流域県立 自然公園等の豊かな自然環境に恵まれていることから、本水系の治水・利水・環境についての意義は極めて大きいものとなっています。
流域全体図
川内川の支川の位置
河口からの距離別に見る川内川の風景
約137km上流の地点
川内川源流付近の様子(熊本県あさぎり町)
約130km上流の地点
クルソン峡付近の川内川(えびの市)
約102km上流の地点
真幸堰付近の川内川(えびの市京町温泉周辺)
約77km上流の地点
湯之尾堰付近の川内川(伊佐市菱刈地内)
約64km上流の地点
曽木の滝分水路付近の川内川(伊佐市大口地内)
約51km上流の地点
鶴田ダム付近の川内川(鶴田ダム再開発事業現場周辺)
約37km上流の地点
推込分水路付近の川内川(さつま町虎居周辺)
約19km上流の地点
東郷橋付近の川内川(薩摩川内市東郷町周辺)
約12km上流の地点
九州新幹線鉄道橋付近の川内川(薩摩川内市東大小路周辺)
河口
川内川の河口