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蜂の巣城の攻防戦(1)

▲蜂の巣城
▲水没する前の志屋集落(阿蘇郡小国町)
このダム建設に反対する住民は、室原知幸さんをリーダーに反対運動を起こしました。
昭和35年2月に法廷闘争に持ち込んでいましたが解決せず、その後下筌ダムサイト地点に、監視のための見張り小屋を設け、この建物を中心に次々と集会所・宿泊施設などを建設していきました。それが「蜂の巣城」です。
国がダムの実施計画を立てるにはどうしても早期に反対派の砦である「蜂の巣城」を陥落させる必要がありました。津江川中央までの開設作業は反対派の抵抗もなく、順調に進みましたが、35年6月10日、津江川中央から蜂の巣城岸までの橋梁仮説工事が開始された際には、反対派は作業員に水をかけ、作業ができない状態にして実力行使で抵抗しました。
この水中乱闘は、「下筌水中合戦」「現代川中島の闘い」と報道されました。
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