大雨が続き洪水の危険性が高まってきたとき、管理所では警戒体制にはいります。必要な洪水調節を正確に、タイムリーに行うためにダム周辺の雨量やダム湖への流入量などの予測にもとづいて、洪水調節量を計算し、すみやかにゲートを操作します。
気象、水文データ収集
今後の対応に必要な雨量や水位等のデータを収集します。
放流設備の点検
ゲートなどを点検し、放流が正常に行われるよう備えます。
収集したデータをもとに、今後の降雨量や流入量を予測し、放流量や調節量を決定します。
下流への巡視、警告
サイレンや警報表示板を使い、流域の人々に放流することを伝え、注意を促します。また万全を期して警報車での巡視も行います。
放流開始
流入量が増加し、一定の水位(制限水位)を越すと予想されるとき、放流を開始します。
洪水調節
さらに流入量が増えたとき、洪水調節を実施。下流地域の被害を軽減します。