霧島火山緊急減災対策砂防計画について

 

霧島火山は宮崎県と鹿児島県の県境に位置し、大小20あまりの火山からなる火山群の総称です。

霧島火山の噴火活動に伴う現象は、噴石、降灰、火砕流、溶岩流、火口湖決壊型火山泥流、土石流、山体崩壊など多様であり、このような噴火に伴う土砂災害から人命や財産を守るためには、平常時から砂防施設の整備を着実に進めていくことが重要です。

霧島火山においては、国土交通省宮崎河川国道事務所,宮崎県砂防課,鹿児島県砂防課により、砂防堰堤・床固工などの砂防施設の整備や監視カメラなどの監視観測機器の整備が進められていますが、火山活動が活発化した際の被害を完全に無くすことは出来ないので、可能な限り被害を軽減(減災)するためのハード・ソフトからなる緊急的な対策を実施する必要があります。

そのため、平成20年度から霧島火山に関わる防災関係機関や学識経験者からなる霧島火山噴火緊急減災砂防計画検討分科会を設置して検討を進め、この度、新燃岳,御鉢,えびの高原周辺,大幡池の4火口を対象とした「霧島火山緊急減災対策砂防計画」をとりまとめました。

なお、この計画は、社会・自然環境の変化や新たな科学技術の進歩・知見を踏まえ継続的に見直しすることとしています。

 

霧島火山緊急減災対策砂防計画

「新燃岳・御鉢」編(PDFファイル)

「えびの高原周辺」編(PDFファイル)

「大幡池」編(PDFファイル)

PDCAサイクル(PDFファイル)

 

【問い合わせ先】

   宮崎河川国道事務所 工務第二課

     TEL 0985−24−8470(直通)

 

 

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