洪水調節の仕組み

大雨が降った時には、洪水調節容量を使って洪水の一部を貯め、下流に被害を与えないように少しずつ水を流していきます。また通常の時は、ダムに流れこむ水量やダムに貯まっている水量にあわせて、水の調節を行います。 ダムがある時とない時の河川流量の違い

洪水前 洪水ピーク時 洪水直後

 

通常は下流に必要な水量を補給するため、水はトンネル内の放流管を通って川へと放流されます。また、大雨が降ってダムに流れ込む水量が増えた洪水調節時は、自然調節方式で洪水吐から放流します。

放流のしくみ

 

ななせダムの概要(いろいろな設備について)(※動画は「音声なし」です)

ななせダムの大切な役割の一つは「洪水調節」です。

では「洪水調節」のしくみについて解説する前に、ダムに設置されたいろいろな設備について解説します。詳しくは以下の動画をご覧ください。

 

ななせダムの洪水調節(※動画は「音声なし」です)

大雨の時などに、大分市街部を流れる大分川(七瀬川を含む)の水量がどんどん増え、最悪、川からあふれて被害が発生することがないように、川の上流から流れ下る水量の一部を貯水池に貯めることで、ダム下流の川の流量を少なくする「ダムによる洪水調節」とは、いったいどんな仕組みで行われるのでしょうか。

その詳しい仕組みを、以下の動画で解説しています。

 

ななせダム非常用洪水吐からの越流(※動画は「音声なし」です)

ななせダムは、今まで経験したことのないような大雨が発生した場合、貯水池の水位が上昇して、非常用洪水吐と呼ばれる放流口まで水位が達したら自然に水が流れ出す「自然越流方式」で放流を行います。

その詳しい仕組みを、以下の動画で解説しています。

 

「洪水」と「氾濫」の違いについてワンポイント解説

ダムによる「洪水調節」とは文字通り「洪水」を調節することです。では「洪水」といったい何でしょうか。その答えは下の図解でご確認ください。

つまり、ダムによる洪水調節とは、大雨の時などで川の流量が増えて川の水位が高くなり(これが洪水の状態)、氾濫することがないように、川の上流から下流へ流れる流量の一部をダムに貯めることでカットし、ダム下流の川の水位上昇を抑制(調節)することです。

ページのトップへ