本格改修100周年事業概要

100th YEAR

本格改修100周年事業 実施目的

筑後川河川事務所(内務省)が大正12年(1923年)に開設され、本格的な改修が始まりました。
令和5年(2023年)、この本格的な改修が始まってから、100周年を迎えます。

熊本県の阿蘇郡瀬の本高原を源流とし、熊本、大分、福岡、佐賀の4県にまたがり今日も悠々と流れる筑後川。その筑後川の水は、九州北部における社会や経済、文化活動の基盤をなすとともに、生活用水や農業用水となっています。そんな筑後川は、古くからわたしたちの生活に豊かな恵みをもたらしてくれる存在です。

その一方で、一旦雨が降るとその姿は一変し、荒れ狂う流れとなる筑後川は、私たちにとって恐ろしい存在でもありました。九州地方は自然災害が多く、筑後川の氾濫や高潮被害、土砂災害には昔から何度も悩まされてきました。
特に昭和28年6月には、死者147人、流出全半壊家屋12,800戸、床上・床下浸水約95,500戸に及ぶ甚大な被害が発生しています。

そうした中で、大正12年(1923年)、久留米に「筑後川改修事務所」(内務省)が設置されました。ここから筑後川の本格的な河川改修が始まったのです。

この100年を契機に筑後川が流域内外の皆様により深く理解され、未来につながることを願って『筑後川本格改修100周年記念事業』を行っていきます。

本格改修100周年事業 記念ロゴ
「未来へ紡ぐ物語」