施設名 | 松原堰 | 管理者 | 国土交通省 |
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型式 | ゴム引布製起伏堰 | 河口からの距離(m) | 13,250 |
堰長(m) | 144.23 | 目的 | 洪水時の疎通能力増大 平常時の水位確保 |
魚道 | 階段式 | ||
完成年月 | 平成10年度 |
松原堰は、矢部川と派川沖端川との分派点にある利水上重要な施設です。しかし、今までは固定堰であったため、洪水時に矢部川から沖端川へ過大な水が流れ込み、沖端川流域に洪水被害を引き起こす原因となってきました。また、矢部川自体のスムーズな流れも阻害されていました。
このため、松原堰を可動堰に改築することとなりました。沖端川への洪水の分流量を減じるとともに、矢部川本川の流下能力の向上を目的としています。また、平常時には、松原堰に設けられた調節ゲートと沖端川調節堰によって、流水の適正な分派を図ります。
ゴム堰のしくみ
平常時には、ラバー堰の中に空気が送り込まれ、膨らんだ状態となり、川の水をせき上げます。 洪水が発生し、一定の水位に達すると、中の空気を排出し、縮んだ状態となり、スムーズに下流に水を流します。水位をせき上げる堰を一時的になくすることで、安全に河川を流れることができる水量を増やします。