情報化施工とは

情報化施工の状況

(1).情報化施工推進戦略(2013年3月29日)

 平成20年度から24年度を期間とした「情報化施工推進戦略」(前推進戦略)から、新たに平成25年度からの5年間を期間とした「情報化施工推進戦略」が2013年3月29日に産学官それぞれの分野の有識者による「情報化施工推進会議」(事務局:国土交通省総合政策局建設施工企画課)において取りまとめております。

(2).情報化施工への取り組み

 現在の情報化施工技術は、「現場の位置を測る技術」の進歩によって実現されてきています。情報化施工において、現場での実績が多く実用段階にある技術については、国土交通省にて要領等の整備が進められている状況にあります。また、現場での実績が少なく、今後技術の信頼性の確認が必要な試行段階の技術においても、試験施工を行い実用化、普及に向けて検討、関係機関への要請を進めていくことが必要となります。
 各地方整備局等では、平成20年度、平成21度に情報化施工普及のための施工効率や、施工品質の検証などを目的とした試験施工及びアンケート調査を実施しており、戦略の実施に向け、着実な取り組みを進めております。
 また、中部地方整備局においては、計画から調査・設計・施工・維持管理そして修繕に至る一連の建設プロセスにおいて、ICT(情報通信技術)を活用し、効率化・高度化による生産性向上・行政サービス向上・現場技術力強化を図ることを目的として、受発注者及び開発者等の関係者が一体となり、技術普及・現場支援・技術研究を行う「建設ICT導入研究会」を設立しております。