情報化施工とは

用語解説

情報化施工に関する用語を取りまとめました。
現在、用語におきましては、定義・統一化について検討している段階であります。
参考資料として活用ください

ICT
情報通信技術(Information and Communication Technology)のこと
建設ICTでは、GNSS、TSといった高度な測位システムや、通信機器、コンピュータのこと
GNSS
人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムの総称
汎地球測位航法衛星システム(Global Navigation Satellite Sysytem)
TS
(トータルステーション)
1台の機械で角度(鉛直角・水平角)と距離を同時に測定することのできる電子式測距角儀のこと。セオドライト(トランシット)+光波測距儀のイメージ
レーザースキャナ
レーザー光線による測距で、面データを点群データで取得する機器
マシンガイダンス
測量機器からの施工機械の位置情報・現場状況と、設計値の差異を算出し所要の施工精度になるようオペレータへ情報を提供・指示する技術
マシンコントロール
マシンガイダンス技術に施工機械の油圧制御技術を組み合わせて、設計値(3次元設計データ)に従って機械を自動制御する技術
RTK-GNSS
測りたい移動局(観測点)の他に位置のわかっている基準局が必要とする測位方式。位置情報をリアルタイムに算定し移動局の測位を行います(リアルタイムキネマティック-GNSS)
チルトセンサ
チルトセンサ傾斜センサもしくは勾配センサなどの一般総称
電子基準点
国土地理院が設置したGPSを観測する基準点で、30~40kmごとに全国約1200点設置されている。
基準局
RTK-GNSSを行う際に基準とするGNSS局
丁張
土木工事において、目的物を施工する場合の位置と高さ、勾配を示した仮設物。情報化施工では丁張レスとなることが大きな特長である
CALS/EC
情報を電子化し、コンピュータネットワークを活用して情報の共有・活用を図ることによる公共事業の生産性向上やコスト縮減等を実現するための取り組み(公共事業支援統合情報システム)
SXF
国土交通省の主導で開発した異なるCAD間でデータをやりとりする際に使用する中間ファイル形式(Scadec data eXchange Format)
TIN
点を結び三角の面を組み合わせて地形で表したデータ。(triangulated irregular network :不整三角形網)
XML形式
独自のタグを使って文書やデータ内容を関連付けるための記述言語。通信・情報交換に用いるデータに使われる(eXtensible Markup Language)施工管理データ交換標準としても使用される
SIMAデータ
日本測量機器工業会が基準化した測量データの形式。TS施工管理用の施工管理データ交換標準形式
NETIS
国土交通省が運用している新技術情報のデータベース(New Technology InformationSystem : 新技術情報提供システム)
コンカレント
エンジニアリング
「同時性技術方式」という。各部門間の情報をコンピュータネットワークで共有し、最適な生産体制を柔軟に構築していくこと。大規模工事における機械配置等に適用される。