情報化施工とは
情報化施工の効果
(1).情報化施工の普及によるメリット
情報化施工によるメリットは、(1)国民、(2)工事発注者、(3)施工企業等のそれぞれにもたらされるこことなります。以下、それぞれの立場でのメリットを整理しております。

【国民のメリット】
公共構造物の品質向上- 土木構造物の施工品質の追跡調査が可能となり、安心できる土木構造物を使用できる。
- 作業効率の向上により、工事期間が短縮され社会損失(渋滞・騒音・振動等)の低減が期待できる。
- 作業効率が向上することで、建設機械の稼働時間が短縮され、燃料消費量(CO2)が低減できる。

【工事発注者のメリット】
監督・検査の効率化- 施工データを連続的に把握することにより、工事発注者の監督・検査等の業務を効率化でき、施工管理の実施を確実に確認できる。
- 施工データの記録を活用し、構造物の診断・解析ができるようになり、一層高度な維持管理を実現することができる。
- 調査・設計、施工、維持管理で得られた多くのデータに基づいて、迅速かつ柔軟な技術者判断を行うことができる。

【施工企業等のメリット】
作業の効率化- 現場作業の効率化により、工期短縮・省人化ができる。
- オペレータの熟練度に大きく依存しない施工速度や出来形・品質が確保でき、施工ミスも低減できる。
- 検測の省力化が可能となることで、施工機械との接触事故を極力少なくすることができ安全性が向上する。
- 工事現場の作業環境が改善され、魅力のある産業へイメージアップにつながる。
- 情報化施工を取り入れた工事については、工事成績において加点される。
※ただし、「請負工事成績評定要領の運用の一部改正について」における条件を満たす工事とする。