事業の効果

治水事業の効果

1. 巨勢川調整池

令和元年佐賀豪雨(8月28日)では、計画貯水量220万m3のうち約210m3(約95%)を貯留し、平成21年の管理運用開始後、最高の貯留量を記録しました。

また、洪水調節により、巨勢川下流の学校橋水位観測所の水位が3.95mに抑えられたと推定されます。

調整池がなかった場合の河川水位は、堤防高を超えて上昇していたものと推定され、巨勢川からの越水、洪水氾濫を回避したと推察されます。

2. ポンプ場

令和2年の梅雨期には、全8箇所のポンプ場が稼働し、総排水量約2,000万m3(福岡PAYPAYドーム約11杯分)の排水を行って、洪水調節及び内水被害の軽減を図りました。

洪水時の様子

利水事業の効果

水道用水補給による効果

佐賀西部地区では、平成13年4月に地下水から嘉瀬川の河川水に水道水源を切り替えました。これにより、白石町などでは、地下水の水位も回復し、この結果地盤沈下が沈静化したほか、40年ぶりに湧水が復活するなどの効果がみられました。

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