生き物調査編

身近な川の生き物を調べてみよう 

みんなの家の近の川には、どんな生き物がいるかな?住んでいる生き物から、その川の水質がわかるんだよ。

かっぱイラスト

1.調査をはじめる前に

調べるところを決める

どんなところを調べよう?家から遠いところ?近いところ?はじめは家の近くの川や、よく知っている川がおススメだね。流れがすごく速かったり、深いところはやめよう。

調査につかう道具

☆印は貸し出します。

あみのイラスト
あみ☆
なるべく目の小さいあみがいいね

バットのイラスト
バット☆
これに入れると、かんさつしやすくなるぞ!

バケツのイラスト
バケツ

帽子のイラスト
ぼうし

くつ(長ぐつ)のイラスト
くつ(長ぐつ)
サンダルや、はだしはやめよう

ピンセットのイラスト
ピンセット

調査ポケットブックと書くもののイラスト
調査ポケットブックと書くもの

ルーペのイラスト
ルーペ

温度計のイラスト
温度計

こんな道具もあったらべんり!

ライフジャケット
ライフジャケット☆
大きな川や少し深いところを調べる時に着よう

カメラ
カメラ
どんなところを調べたか、ひと目でわかる

 

風景

 

2.調査の方法

まず、まわりを見てみよう。

これから調べる川はどんな川だろう。草が多い?それともコンクリートが多いかな?気づいたことは、何でも記録用紙に書いておこう。

川内川

カメラがあったら、調べたところを撮っておこう。どんなところだったか、あとで思い出せるね。

こんなことを書いておこう。・どんな生き物がいたかな?(鳥、虫、植物など)・川の石は大きい?小さい?・近くに家はどのくらいある?・川のはばはどれくらい?・川は白い波が立っている?ほかにも気づいたこと、感じたことは何でもかいてね。

石の下や川の底を、あみですくってみよう

下の石をあみでさぐってみたり、川底の石や砂こどあみですくってみよう!そしてバットに入れて、よーく見てみよう。

あみですくっているイラスト
植物のまわりをさがしてみよう

植物や水草のまわりも、水草やゴミといっしょにすくってみてね。こんなところは魚やトンボの幼虫がかくれているんだ。
 

川のなかの石をよく見てみよう

川の中から、大きめ(こぶし大くらい)の石をひろって、よーく見てみよう。何かうごくものがいないかな?

あみですくっているイラスト

3.生き物の数と名前を調べよう

バットの中の生き物の数と名前を調べる

バットには、いろいろな生き物が入っているね。知ってる生き物もいるかな?

生き物をバットからバケツにうつしながら、数と名前を調べてみてね。調べた生き物は「水の中の生き物調査記録用紙」に書いてね。

指標生物について

「水の中の生き物調査記録用紙 2」に、生き物の名前がたくさん書いてあるよね?

  • 「きれいな水」に9つ (水質階級1)
  • 「少しきたない水」に9つ (水質階級2)
  • 「きたない水」に7つ (水質階級3)
  • 「大変きたない水」に5つ (水質階級4)

これらの生き物は、その「○○○水」に住んでいる代表的な生き物で、指標生物(しひょうせいぶつ)って言うんだ。

だから、つかまえた生き物の名前を調べることで、その川の水がどういう水かわかるんだよ。

生き物を見るには
虫イラスト

4.調査結果をまとめる

調べたところで書いてね

川の中の生き物調査記録用紙

川の中の生き物調査記録用紙2

5.調査結果を集計様式にうつす

まず、水の中の生き物調査記録用紙を見ながら、調査結果を集計様式に書きうつしてね。

川の中の生き物調査集計様式の記入例

6.計算して、合計をもとめる

1.○と●の数、2.●の数を合計してみてね。

川の中の生き物調査集計様式の記入例

「少しきたない水(水質階級2)」は○と●が4、●の数が2で、
合計 4 + 2 = 6

「きたない水(水質階級3)」は○と●の数が2、●の数が0で、
合計 2 + 0 = 2

合計が一番大きいところはどこかな?

この川は少し汚い水という結果になる