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桜島火山の噴火対応

2000年の有珠山、三宅島の噴火における噴火対応事例から、緊急時や長期化する火山活動への対応を事前に検討・準備することの重要性が再認識されています。そのため大隅河川国道事務所では、桜島の噴火活動に起因する各種土砂移動現象を対象とした新しい火山砂防計画の検討を実施しているところです。

桜島の砂防計画を含む火山防災に関する検討については、規模が大きく、範囲も広いため「広域的な枠組みで検討すべき」との観点から、火山学、砂防学等の学識経験者や鹿児島県、鹿児島市、および周辺市町村の防災担当者からなる「桜島火山防災検討委員会」を設置しています。

今後、委員会の下位の部会で以下の内容を検討していきます。

  • 危機管理ー関係機関の行動計画の検討
  • 防災啓発ー啓発手法(防災マップ)等の検討
  • 情報共有ー監視観測体制の検討

桜島火山防災マップのダウンロード(PDFファイル:1.2MB)
※H17年度に検討を実施した、桜島防災マップ(島内板)。
 桜島広域火山防災マップのダウンロード(PDFファイル:8.2MB)

 

危機管理体制

土石流対策については、砂防えん堤や渓流保全工等の整備を行っています。しかし、火山噴火は事前の予測が難しく、火砕流・溶岩流・火山汚泥等と災害の現象も多様で、極めて短期間に甚大な被害が広範囲に及ぶことが予想されます。
その対策として現在、被害を最小限に抑えるため、危機管理計画の検討を行っています。

 

平常時の対策イメージ

 


緊急時の対策イメージ