洪水・治水の歴史

筑後川の洪水・治水事業の歴史

 筑後川の歴史は洪水と治水の歴史です。一度洪水に遭遇すれば堤防の決壊・破堤、田畑の埋没・流失や人畜の死傷、家屋の流失等、計り知れないものがあります。このようなことが幾度か繰り返され、それが筑後川の治水工事、特に築堤工事の動機になっています。

 このような意味で過去の洪水・治水事業の歴史を振り返って見ましょう。 

矢部川の洪水・治水事業の歴史

 矢部川流域の洪水は6月〜7月上旬にかけての梅雨前線によるものが多く、大規模な洪水はほとんど梅雨期に発生しています。このため、降雨は短時間に終わるものは少なく、3〜6日間にわたるのが普通で、一週間以上降り続くこともあります。このような長雨で流域が飽和状態にあるところに、短時間の豪雨があると大洪水となることが多々あります。 

川の先人たち(治水利水に貢献した先人たち)

 筑後川流域の各市町村は、産業はもちろん、交通・文化・政治などすべて筑後川の影響を受けており、特に稲作はその度合いが大きい。しかし稲作に必要なかんがい用水は最初から簡単に引水できたものではなく、筑後川流域の先人達の並々ならぬ辛苦と努力の結晶であることを忘れてはなりません。

 ここでは生命を傾注して郷土発展のため尽力した先人達の業績を振り返ってみます。 

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