本明川ダムの構造
本明川ダムは「台形CSGダム」という新しい工法で計画されています。
※茶色部・・・CSG材
灰色部・・・コンクリート
POINT!
- CSG工法とは建設現場周辺で採取した材料を分級、粒度調整、洗浄を行うことなくセメント及び水と混合したものであり、このCSGをブルドーザで撒き出し、振動ローラで転圧する事によって構造物を造成する工法です。
- コンクリートと比べて材料の使用範囲が広く、製造工程も簡素化出来ます。
- 台形CSGダムはダムの形を台形にすることにより、安定性が増します。
よくある質問
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台形CSGダムとはどのようなダムですか?
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現地で発生する砂(S)や礫(G)に、セメント(C)、水を加え練り混ぜた材料を用い、堤体の断面を台形としたダムです。
①設計、②材料、③施工の 3つの合理化により、「建設コストの縮減」と「環境に与える影響の低減」が可能となります。
本明川ダムの規模
河川名 |
本明川水系本明川 |
ダム名 |
本明川ダム |
形式 |
台形CSGダム |
集水面積 |
8.91km2
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湛水面積 |
約39ha |
総貯水容量 |
約620万m3
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堤高(高さ) |
約60.0m |
堤頂長(長さ) |
約340m |
堤体積 (減勢工を含む) |
約62万m3
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天端高 |
151.5m |
洪水時最高水位 |
148.0m |
計画堆砂量 |
約40万m3
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